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学部 / 大学院 博士前期課程

油画?版画領域

Oil Painting and Printmaking

博士前期課程は2つの研究領域(油画?版画)に、各教員が担当する12の研究室があり「修士総合研究」が行われています。研究室間は相互に研究協力できる体制となっており、芸術の学際的研究、多様化する美術の展開への対応を含め、従来の研究領域の更なる深化を目指します。また、「修士特別研究」では他領域?研究室を横断して受講することができます。取得できる学位は修士(美術)です。

カリキュラムCurriculum

修士総合研究

版画?版表現A

担当:倉地 久(比沙支)

本科目では、版画を基盤とした研究制作を通じて、自己表現の特性を深く理解し、素材や技法の選択理由を主体的かつ論理的に説明できる力を養う。

現代の多様化する芸術表現の中で、版画特有のフィルターを通した思考を重視し、造形表現と版という間接的手法の特性(素材?道具?システム)を往還しながら作品化へ結びつける実践的研究を行う。

制作過程の試行錯誤や整版?摺刷の研究を通して、制作行為と完成作品、さらに展示空間との関係性を多角的に検証する能力を育成する。

主観と客観の視点を統合し、作品の連関性やテーマの一貫性を高めることで、美術?版画表現における自身の位置づけを明確にし、創造的表現力?高度な技能?独創的な研究テーマの発見と展開力を備えた版画表現者/研究者としての到達を目指す。

絵画A

担当:額田 宣彦

  • 制作を通して、絵画の可能性を考察?研究する。
  • 自身のアプローチ方法を構築し、作品の純度を高める。
  • 作品講評、ディスカッションなどを中心に展開する。
  • スケジュール、研究内容などの詳細は、話し合いのもと個別に決定する。

版画?版表現B

担当:井出 創太郎

版表現を用い、あるいは版概念を用いて作品を制作し、美術に、あるいは様々な場に自身の居所と作品の居場所を探求する。

  • 特定の場を設定し、研究作品を制作し、設置する試みを行い、美術作品の自律性をみつめ、自身と作品の居所、居場所を探求する。
  • 資料館展示に向けた作品制作の指導及び講評を行う。

絵画を考える

担当:高橋 信行

  • 各自の研究テーマに基づき、制作や講評を繰り返しながら表現やリアリティの幅を広げ、質を高めていく。
  • スケジュール?内容詳細は個別に決定する。

絵画?技法材料

担当:白河 宗利
※学長就任のため開講しておりません。

絵画表現は、キャンバスや絵具などの物質に支えられて成立する。古典絵画に限らず現代における絵画表現においても、作家が選択し吟味した物質は、表現に深く係わることはいうまでもない。
本研究は、各自のテーマに沿った研究計画にもとづいて半期のスケジュールを立て、表現の可能性を探る。アトリエでの作品制作と担当教員の指導により創作研究を深める。 また、芸術資料館で作品展示をし、制作成果の発表との講評をとおして、表現の視野を広げていく。

版画?映像表現?現代美術

担当:大﨑 宣之/大﨑 のぶゆき

本研究室では、各自のテーマに沿った研究計画にもとづき、現代における美術表現とは何か?という問いを考察することを目的としている。
「何を表現するのか?」という創作の根源的な自己の内面を探り、様々なメディアや表現方法を多角的に考察しながら、絵画、版画表現、映像、インスタレーション等、素材や方法論にこだわらず自己の表現を確立することを目指す。
また、表現研究の課題として自身のコンセプトから立ち上がる版画制作の実践を行い、版画表現に触れる事で客観的に思考する眼差しを養う。

絵画

担当:猪狩 雅則

この授業では、現在に至る絵画史?美術史を踏まえ、自身の制作のモトとなるものを意識しながら研究をすすめます。作品の形式?内容?素材をはじめ、自身をめぐる生活?環境?社会など、いろいろな角度から自身の創作の可能性を探っていき、対話を重ねながら研究?制作を進めていきます。

詳細?スケジュールは、状況により個別に決定します。

絵画芸術

担当:安藤 正子

絵画とは何か。
絵画=芸術には、どんな力があるのか。
自分の暮らし、芸術、社会は、どのように関係し、新たに関係を作ることができるのか。
この授業は、個々の生活に基づく、独特かつ普遍性を持つ作品を目指し、感性の定着方法を模索、発明することを目的とする。

コンテンポラリー?アート?プラクティス

担当:平川 祐樹

世界における現代の美術表現をリサーチし、他者の作品を批評的に読み解くことにより、自らの作品制作を見つめ直す機会とする。表現媒体にとらわれることなく、平面から空間、映像まで様々な表現媒体を視野に入れ、表現内容に合った方法を対話を通して探して行く。作品制作のみならず、作品の理論的背景を構築し、自らの言葉で伝えられることを目標とする。1年次は作品にまとめ上げることだけを目標とせず、リサーチや主題の構築に主軸を置き、2年次にゆっくりと作品に落とし込んで行く。

あなたが絵画を描くこと

担当:横山 奈美

本研究室では、自己を深く掘り下げていく。対話や研究、制作を通して、自分自身と向き合い理解することで、制作の方向性を明確化する。

対話から研究の方向性を定める。定期的に研究室の学生で集まり、研究内容を発表しディスカッションを行う。互いに研究内容を批評し合うことで制作のブラッシュアップを図る。さらに、「なぜ私たちは今、この時代に絵画を描くのか」という問いを常に持ち続ける。自らの表現が社会や他者とどう関わり、どのような意味を持ち得るのかを考察し、現代における絵画の可能性を作品として結実させていく。

絵画表現

担当:田中 藍衣

この授業は自身の表現を、研究領域の内外における様々な視座と視野から探究し、作品の独自性を発展?拡張?深化させることを目的とする。

各自の研究テーマを基盤に様々な形での対話を通して授業を進行し、自身の表現と芸術?社会?文化との関係を多角的に読み解き、表現活動の可能性を探る。

修士特別研究

版表現材料研究A

担当:倉地 久(比沙支)

本授業では、フリートークや小作品集の制作を通して版画技法を学び、版の歴史性や特性、自己表現との関係を考察する力を養う。中世ヨーロッパ起源の木口木版を扱い、彫る/彫らないという単純な構造から生まれる微細な表現や、素材の触覚的な魅力を体験しながら制作を進める。最終的に作品を版画集としてまとめ、技法面と表現の視野を広げ、多様な価値観を身につけることを目標とする。

版表現理論研究A

担当:倉地 久(比沙支)

本授業では、版表現の歴史的?理論的文脈を踏まえ、自身の表現がどこに立脚し、どのような意味や関連性を持つのかを深く考察する力を養う。創作内容と理論的解釈を結びつけることで、自己の版画表現の説得力と強度を高めることを目的とする。課題ごとの考察発表、取材報告、ディスカッション、自己表現の分析などを通して研究の視野を広げ、多様な価値観を受け入れながら表現の幅を拡張することを到達目標とする。

版表現材料研究B

担当:井出 創太郎

版表現を用いて作品を制作し、美術に、あるいは様々な場に自身の居所と作品の居場所を探求する。

  • 特定の場を設定し、研究作品を制作し、設置する試みを行う。

版表現理論研究B

担当:井出 創太郎

版表現を用いて作品を制作し、美術に、あるいは様々な場に自身の居所と作品の居場所を探求する。

  • 特定の場を設定し、研究作品を制作し、設置する試みを行う。

絵画?創作と方法A?B

担当:額田 宣彦

  • 絵画表現に必要なものはなにかを考察し、自身の創作方法について分析する。
  • 作品講評、ディスカッションなどを中心に展開する。
  • スケジュール、研究内容などの詳細は、話し合いのもと個別に決定する。

絵画:制作と作品化についてA?B

担当:高橋 信行

  • 対話を中心に、作品とは何か絵画とは何かを考えていく。 また、それをもとに各自の制作方法、表現の可能性などを多角的に探っていく。
  • 作品講評も行う。
  • スケジュール?内容詳細は個別に決定する。

絵画の創作-布上の出来事

担当:白河 宗利
※学長就任のため開講しておりません。

本研究では参加学生のプレゼンテーションとディスカッションをとおして自己の作品の必然性や可能性を探り、絵画制作においてのテーマ性を自覚する。
また、非常勤講師を招いたレクチャーやワークショップをとおして、各自の表現方法の視野を広げていく。

創作のための技法材料A?B

担当:白河 宗利
※学長就任のため開講しておりません。

金箔の実地やテンペラ画には様々な処方や技法が存在するが、本研究ではイタリア初期ルネサンスの黄金背景テンペラに絞って技法研究を行う。また実習にあたって、イタリア初期ルネサンスの歴史的背景を踏まえてから実際に制作する。本研究を単なる技法の習得の場とせずに、古典絵画の形式美や装飾性から各自の絵画観を養って欲しい。

表現と対話1

担当:大﨑 宣之/大﨑 のぶゆき

美術において根源的な「何を表現するのか」という事柄について、各自の考察と表現方法、内容をディスカッションや制作を通して表現の展開を目指す。
授業の性質上、定員5名。履修前に大崎と面談の上、履修登録すること。

表現と対話2

担当:大﨑 宣之/大﨑 のぶゆき

美術において根源的な「何を表現するのか」という事柄について、各自の考察と表現方法、内容をディスカッションや制作を通して表現の展開を目指す。
また、自己の表現を言語化する能力を養うため、自己の作品を語るために必要な事柄を研究し発表を行う。
授業の性質上、定員5名。履修前に大﨑と面談の上、履修登録をすること。

制作を続けるための準備A?B

担当:猪狩 雅則

この授業では、創作をすることが生きることの傍にいつでも在ることを目指し、そのための準備を整えることを目指します。それぞれの研究テーマに基づきながら、形式?内容?素材?生活など多様な方向から、制作を続けるためヒントを探ります。対話を中心に授業を展開し、その中から見つけ出した問題点?課題などを制作?研究に展開していきます。

詳細?スケジュールは、状況により個別に決定します。

絵画表現の研究A?B

担当:安藤 正子

絵画とは何か。
あらゆる表現手段の中で絵画作品を制作する理由は何か。
この授業は、陶制作や展覧会鑑賞などを通じて、絵画とその他領域の表現との間の共通点や相違点を探ること、また、社会との関係性の中で、自身の創作行為とその存在理由?価値について考察を深めることを目的とし、それぞれの表現を進化させることを目標とする。

コンテンポラリー?アートA?B

担当:平川 祐樹

世界における現代の美術表現をリサーチし、他者の作品を批評的に読み解くことにより、自らの作品制作を見つめ直す機会とする。表現媒体にとらわれることなく、平面から空間、映像まで様々な表現媒体を視野に入れ、表現内容に合った方法を対話を通して探して行く。

制作の動機と作品の関係についてA?B

担当:横山 奈美

この授業では、何かを表現しようとする「私」について考える。自分の人生を振り返りながら表現の原点を見つけ、美術史や社会にどのように接続していくのかを考察する。

また、「誰かの代わりに作品を制作する」実践を通じ、自己を客観的に見つめ直していく。個人のまなざしを他者や社会へと開き、いま、この世界において「つくること」の可能性を探求する。

素描研究A?線について

担当:田中 藍衣

各自の研究テーマや作品を起点に、自身の既知を超える広い視野を通して世の中のあらゆる事象や現象と、自身の表現行為との関係性を考察し、作品の新たな可能性を探究することを目的とする。
授業は対話やリサーチ、作品鑑賞を随時重ねながら進行していく。

素描研究B 創造的な形

担当:田中 藍衣

各自の研究テーマや作品を起点に、自身の既知を超える広い視野を通して世の中のあらゆる事象や現象と、自身の表現行為との関係性を考察し、作品の新たな可能性を探究することを目的とする。
授業は対話やリサーチ、作品鑑賞を随時重ねながら進行していく。

修士専門研究

修士専門研究(油画?版画領域)

各自のテーマを軸に創作?研究を深め、その成果を示す。
博士前期課程における研究の集大成として、独自性、専門性の高い作品を完成させることを授業到達目標とする。

研究室紹介Laboratory